RX-8の走りついて
発売当時、それとなく広告を見かけ、試乗しすぐに購入を検討したのが、今の愛車、RX-8だ。
その当時はロータリーエンジンを搭載した車にはさほど興味はなかった。
燃費や税金、保険料、その他諸々の諸経費を考えるとどうにも二の足を踏んでいたからだ。
しかし、一度、試乗してみると、その運転の楽しさに取り憑かれた。
オートマが全盛期の昨今、敢えてマニュアルを選択し、低速でエンジン回転率を上方まで引っ張る気持ち良さに、
あらためてロータリーエンジンの素晴らしさを知った。足回りもしっかりしており、カーブを高速で回りきれる安定性にも
納得していた。当時は最大のネックである、燃費の悪さもそれほど気にはならなかったものだ。
なにより、欲しい!!と思った車はこれが初めてだったのだ。
時折、街中でも同種車をみかけ、運転者と何気ない挨拶を交わし合うぐらい、こだわった車だと妙な自負があった。(笑)
しかし、今や時代は低燃費、環境を考慮したエコカーが主流となり、知り合いのオーナー達もかなり減った。
車両の生産は採算を重視し、停止されることになった。時代の流れと言えば、それまでかもしれないが、やはり長年乗った
愛着度は高い。これからも末永く愛していくつもりである。